生誕120年 ル・コルビュジェを体験する

2007年9月10日

ル・コルビュジェ(1887-1965)のパリのアトリエを実寸大で再現 体験する 彼はここで毎日午前中は絵を描き、彫刻制作にいそしみ、午後になると建築の仕事のため事務所へ出かけた。このアトリエは創造世界への入り口となつた。私は28才の時パリでスイス学生会館 35才フランスロンシャン礼拝堂 48才インド シャンデガール行政庁 55才アメリカ ケンブリッジ 視覚芸術センター 上野の西洋美術舘等観させていただいた。ル。コルビュジェ37才の時に設計した「レマン湖畔の小住宅」-「母の家」を私の母が元気なうちに観たい。父親を亡くし36年住みつつ‘け101才の長寿を全うして1960年に亡くなった。生涯にわたって深く母親を思慕しつずけた息子の母親に対する一途で精一杯の心遣い 老父妻のために使用人をつかわずふたりだけで暮らす隠居所として計画し動きまわるのも掃除するにも広すぎず建設費も維持管理にも余分な費用がかからない質素な最小限住宅としてそれでいて狭さを感じせずこじんまりとした心地のよさを目指し 融通性の高い回遊性のある動線計画
老人という不特定多数の人々のためでなく肉親という特定の人格を頭に描きながら設計された 次ぎにスイスで体験したい。
鈴木 篤 体験2007.9.9